ミツバチが作りだす自然界の万能薬プロポリスのサプリメント。
プロポリスはその昔、ハチヤニと呼ばれていました。
プロポリスについてこちらにもかいてありますので参考にしてください。
その語源は、プロップ(支柱)というラテン語とポリス(都市)というギリシャ語からきています。
およそ4000年以上も昔から、ミツバチ達は巣を雑菌の繁殖から守るためにプロポリスを利用してきたといわれています。
古代エジプトではミイラ作りに使用され、インカ帝国でも薬として使用されてきました。
ローマのプリニウスも博物誌の中で神経症や皮膚病に有効であると記述しています。
近年、抗生物質の乱用とその耐性菌の問題が大きくなる中で、民間療法として知られていましたが、その効果と安全性で見直され医療現場からも熱い注目を集めています。
プロポリスは、ミツバチの巣から採取してそのまま利用する訳ではなくて、アルコールによって抽出します。
アルコール以外にも、水で抽出する方法やグリセリンで抽出する方法などもあります。
サプリメントとして利用する際にも、粒状に加工されているものから、スポイド容器に入った液状のティンクチャーまで種類がいろいろあります。
プロポリスには、蜜蝋やエーテル、花粉以外に、ビタミンやミネラル、20とも500種類ともいわれる数多くのフラボノイドや酵素類が含まれていて、研究者がその解明に乗り出していますが、その有用性の高さには医療現場からも注目が集まっています。
フラボノイドの効果としては、リラックスを促す抗ストレス作用や抗菌作用、アンチエイジング効果、ウイルスの感染や、血管増強作用、アトピーやリウマチ、ガンの温熱治療の効果を高めるともいわれています。
含有される数多くのフラボノイドの効果だけではなく、様々な作用を持つ成分が濃縮されて含まれることで、多様な薬効を持つと考えられていて、現在進行形でその解明が進められています。
実際に、皮膚や粘膜が薄くて傷の治りが極端に遅く、喉が弱くてすぐに痛みが出て風邪のような症状から本格的な風邪になってしまうわたしの場合には、当初は薬との併用でサプリメントとして利用を始めました。
民間療法という意識も全くなくて単純に、はちみつの延長線上にあるサプリメントという感覚でしたので、マズイという感想しかなかったように思います。
その意識が大きく変わったのは、歯科治療で手術を伴う抜歯を行った時でした。
普通の人の倍くらい、抜糸までに時間がかかる筈が普通の人並かそれ以上のスピードで傷が完治したのでとても驚きました。
喉の痛みや口内炎にも有効で、液状タイプのプロポリスのサプリメントを飲み物に滴下したり、外出時には携帯に便利な粒状のものを持ち歩くようにしています。
医療現場での臨床例が多いのも、口内炎や扁桃炎、歯周病や胃炎といった抗炎症作用に有効症例が多いといわれています。
プロポリスには、抗炎症作用や抗菌作用、免疫調整作用、食欲増進作用、整腸作用などがあるとされていて、皮膚の疾患やアレルギーに直接塗布するというだけではなく、サプリメントとして飲用することで相乗効果が期待できるともいわれています。
人間や動物の体内では、呼吸によって酸素を吸収することにより活性酸素が作り続けられています。
プロポリスに含まれるフラボノイドは、酸化を抑制する抗酸化作用を持つため、体内で作られ続ける活性酸素の発生を抑えて除去する働きがあるといわれ、こういった働きにも注目が集まっています。
わたしたち人間がサプリメントとして摂取するだけではなくて、犬や猫といったペット達もまた食べ始めることで食欲が改善したり、重い末期癌の猫が食欲が回復して元気に動けるまでになり、ある程度の延命が出来たという報告もあるそうです。
健康の維持や病気の予防といった意味でも、サプリメントとして上手にぜひ利用し、いざという時の便利なアイテムのひとつとして備蓄したい成分になります。